役員退職金の分割支給

会社からもらえる役員退職金の限度額は、次の算式で計算されます。

退職金=最終月額報酬額×勤続年数×功績倍率(社長であれば3倍)

例えば、月給100万円、勤続年数30年の社長さんが退職するときに、
もらえる退職金の額は最大9000万円となります。

しかしながら、借金をしてまで退職金を支払う会社はないでしょう。
そのため、会社は退職金を支払うために、生命保険を活用したり、利益を蓄えるなど、退職金を支払うだけの資金をプールする必要があります。

しかし、それでも近年の企業を取り巻く資金の状況は厳しいものがあります。
そのため、最近はむしろ退職金の「分割支給」という方法が用いられます。
退職金は数回、数年に分割して支給することができます。
もちろん、分割しても、税金の額は変わりません。

これにより、会社の資金繰りは楽になりますが、注意しなければならないのは、分割期間が長くなると退職金ではなく、退職年金という扱いになる恐れがあることです。
この場合の分割の期間の大体の目安は4年以内ぐらいで考えると良いでしょう。

そして、退職金の分割支給には、もう1つのメリットがあります。
退職金は給与ではないため、年金の受給額を減らされる心配がないのです。

このように役員退職金を分割した場合、最後の数年間は退職金として優遇された税率で役員報酬をもらうという感覚に近いかもしれません。

2015/05/30 — カテゴリー: 神戸会社設立応援団ブログ

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